修理例

レッドウィング875オールソール

BEFORE

AFTER

レッドウイングに最適なアメリカビブラムの4014ソールを使用して修理します。
アメリカの底材、アメリカの出し縫い機を使用してもともレッドウイングらしく仕上げます。

  1. 靴全体の問題点を診断する

  2. 全体のバランスを確認する

  3. 作業前の靴を360度から撮影する

    アメリカから輸入した撮影機「3D MFP」で元状態のCGを作成します

  4. 使用する部材を選ぶ

    レッドウイング用にアメリカ製の部材を選びます。アメリカビブラム4014ソールを選択します。

  5. アウトソールを剥がす 丁寧にヒールを剥がします

  6. インソールを剥がす インソールは傷つけないように剥がします

  7. ウェルトを剥がす

  8. 靴内部の状態を確認する
    内部の状態を見れば外部からではわからない問題を発見することができます

  9. ウェルトを29度のぬるま湯で下処理
    温度は使用する革によって調整します

  10. ウェルトに下処理剤を塗る

  11. 布団張りを加工する
    レッドウイングの875、9 1/2D 22069に合わせて加工を施します

  12. 麻糸をよる

  13. 麻糸にチャンをつける

  14. 麻糸から余分な脂をふき取る

  15. レッドウイング用の針に糸を通す

  16. すくい縫いをする

  17. 糸を止める

  18. コルクを練る

  19. コルクを塗る

  20. コルクを乾かす

  21. インソールを接着する

  22. 包丁で余分な革をカットする

  23. Power社フィニッシャーのエンドレスペーパーで整形する

  24. Power社フィニッシャーのカッターでコバを整形する

  25. Power社フィニッシャーのリングペーパーでコバを整形する

  26. 銀ペンで印をつける

  27. 出し縫い用糸を選ぶ

  28. Landhi社製出し縫い用ミシンを調節する

  29. 出し縫いミシンの針を決める

  30. 縫い用ミシンで縫う

  31. ビブラム4014ソールを接着する

  32. Power社製フィニッシャーのエンドレスペーパーで整形する

  33. Power社製フィニッシャーのカッターでコバを整形する

  34. グランドホースヘアブラシでブラッシングを行う

  35. レザーバームローションで表面の汚れを拭き取る

  36. ポリッシャーブラシで薄く均一に塗り伸ばす

  37. ポリッシュクロスで磨きこむ

  38. 全体の最終確認をする

  39. 工場長に最終確認をしてもらう

  40. 完成です