ワークブーツのアイレットについて - ライフスタイルに合わせたカスタマイズを

はじめに

ワークブーツの着脱が面倒だと思ったことはあるだろうか。
足元をしっかりと固定することが出来る半面、着脱に時間がかかってしまう。
シューレースの結び方を工夫してもなかなか定着しないという人もいるだろう。
今回は、結び方以外で着脱を工夫することができるアイレットについてお教えしよう。

アイレットとは

アイレットとは、シューレースを通すための穴を補強する金属やプラスチック製の環のことである。
鳩の目に似ていることからハトメと呼ばれることもある。
このアイレットを工夫することによって着脱方法が大きく変わるのだ。

アイレット

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これがスタンダードなアイレットである。
ワークブーツでは主にゴールド・シルバー・ブラックなどが使用されており、
アイレットの色を変えるだけでも表情は変わってくる。
素材は真鍮やアルミ、ステンレス製など様々あるが、
交換する際は元々取り付けられているアイレットと同じ素材や色のアイレットを使用すると違和感なく自然な仕上がりになる。

カギホック

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主に8ホールなどのロングブーツで使用される。
シューレースをホックにひっかけるだけでしっかりと縛ることが出来るので、ホールの数が多いロングブーツなどで使われることが多い。
慣れてくるとホック部分を片手で占めることが出来るようになる。
とにかく着脱時間を早くしたいという方にはカギホックがおすすめだ。

三角ビラカン

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マウンテンブーツなど、アウトドアタイプのブーツに多く用いられ、
無骨な印象を出すことができる。
三角形の一点で支えることが出来るため、アイレットに比べて全体の締め付けが増す。

ファスナー

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エンジニアブーツなど、シューレースがないプルオンタイプによく使われる。
履口が細いタイプのブーツの着脱が楽になるほか、
レースアップブーツを結ぶのが面倒くさいのでファスナーで着脱をするということも可能である。
シューレースタイプのブーツに切れ目を入れ、ファスナーを取り付けることでシューレースを結ぶことなくスムーズに着脱することが出来る。

おわりに

自分の生活スタイルに合わせてカスタムを

素材や色、履き方をワークブーツの形状や自分のスタイルに合わせて自分ならではのカスタマイズを施すことができる。
工具があれば修理屋に依頼せずとも自分で交換を行える。
ハトメはラジオペンチで簡単に取り外すことができ、
ハンドプレスやハトメパンチがあれば取り付けることができる。
交換してみたいけどお金をかけたくない、好きなデザインのアイレットをつけたいという方はぜひ試してみてはいかがだろう。