人気革靴ブランド16選!お気に入りの1足を探そう

私たちはビジネスシーンを始めとして、結婚式やお葬式など様々な場面で革靴を履く。
しかし、革靴にはたくさんのブランドがあってどのブランドにどういった特徴があるのか
わからない、という方も多いのではないだろうか。
今回は海外の高級ブランドから日本のブランド、老舗ブランドまで様々なものを紹介していく。
これから革靴を購入される方は、ぜひ店に足を運ぶ前の参考にしていただきたい。
革靴の頂点-名門高級革靴ブランド6選
Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)
Crockett&Jonesは1879年にイギリス・ノーザンプトンで創業した。
最大の特徴は世界で最も多くのラスト(木型)を持っているという点である。これによって、
より足に合う靴作りが可能となっているのだ。
もちろん品質や美しさは最高級であり、1足1足の靴作りが妥協されることなく行われている。
その拘りは、1足を作るのに約8週間を要するところにも表れている。
定番の「337」はフォーマルなシーンからビジネスシーンまで幅広い使用が可能な一品である。
Edward Green(エドワードグリーン)
Edward Greenは、1890年イギリスでブランドと同名のEdward Green氏が創業した。
品質にこだわった靴作りの姿勢は創業から現在に至るまで受け継がれており、
多くの革靴を愛する人々から支持を受けている。
品質だけでなく見た目の美しさも追及されており、見た人にエレガントな印象を与える。
中でも「チャーチ」や「バークレー」といったモデルの人気は高い。
経営状況の悪化によって衰退と再興を繰り返してきたEdward Greenだが、
品質を重んじる姿勢は今も昔も変わらない。
CHURCH'S(チャーチ)
CHURCH'Sは1837年、イギリス・ノーザンプトンで創業した。
創業者は曾祖父から靴作りを学んだトーマス・チャーチ氏である。
正統派の英国靴として代表的なブランドであり、世界中で人気がある。
機械による大量生産がほとんどとなった現在においても、1足1足職人がグッドイヤー・ウェルト製法
と呼ばれる手法により手作業で作っているのが特徴であり、その工程数は250にもなる。
中でも「チャットウィンド」や「コンサル」と呼ばれるモデルは人気が高い。
John Lobb(ジョン・ロブ)
John Lobbは1866年にイギリスで創業した。
創業当初はビスポーク専門であったが、現在は既成靴も取り扱っている。
素材の選定から靴作りの工程に至るまで、徹底的に拘り抜かれた靴を作り続けており、
靴の王様、King Of Shoesと称されるほどである。
中でも「シティ2」や「フィリップ2」と呼ばれるモデルは人気が高く、
長い間定番となっている。
ALDEN(オールデン)
ALDENは、1884年にアメリカ・マサチューセッツ州で創業した。
ALDEN最大の特徴はコードバンと呼ばれる馬のお尻の革を使用した靴である。
濡れたような独特の艶感は他のブランドにはない魅力であり、今なお根強い人気がある。
また、履き心地も素晴らしく、一度ALDENを履くと他の靴が履けなくなるといわれるほどだ。
Santoni(サントーニ)
Santoniは、1977年に、イタリア・マルケ州で創業した。
他の高級革靴のメーカーはほとんどが創業100年以上であるが、Santoniはまだ40年ほどしか
経っていない。しかし、その人気は高く、多くの人々から愛されている。
他のブランドは特徴的な製法や構造を持っているが、Santoniは、モデルに合わせて
グッドイヤーウェルト製法、マッケイ製法など様々な製法を使い分けており、
様々な種類の靴を作っているのが特徴である。
海外ブランドにない魅力!日本が誇る革靴ブランド5選
REGAL(リーガル)
REGALは1902年に創業した日本の代表的な靴ブランドである。
定番となるアイテムを数多く生み出しており、高い実用性が特徴である。
履きやすさや丈夫さだけでなく、デザインもビジネスシーンに適したものからカジュアルなものまで
多数存在している。
コストパフォーマンスも高いため、もし初めての革靴選びで迷ったらREGALをおすすめする。
Scotch Grain (スコッチグレイン)
Scotch Grainは、1964年に創業した靴ブランドである。
廉価なセカンドラインの製造は行っておらず、創業以来全ての靴が職人の手によって作られている。
製法にはグッドイヤーウェルト製法が使われており、長く利用することで足に馴染むようになって
いる。
長く1足を履き続けたい人にはおすすめのブランドである。
HARUTA(ハルタ)
HARUTAは1917年に創業した靴ブランドである。
「優れた製品を適正価格で」がポリシーであり、学生靴でトップシェアを誇るブランドとしての
イメージが強いが、革靴においても人気モデルを生み出している。
「710」や「711」といった定番モデルは、シンプルなデザインで履き心地も良く、
様々なシーンに対応できる。
三陽山長(サンヨウヤマチョウ)
三陽山長は2000年に創業した靴ブランドである。
創業から十数年ほどであるにもかかわらず、国内の一流ブランドの一角を担うほどになっている。
日本の伝統職人の手によって作られた靴は、全てに「弦六郎」や「友二郎」といった
日本人の名前が付けられているのも特徴である。
グッドイヤーウェルト製法を用いて作られた靴は、優れた耐久性と使い込むほど足に馴染んでいく
履き心地を実現している。
Pegman(ペグマン)
Pegmanは2011年に日本のインポーター「株式会社ラコタ」が創業したブランドである。
ラコタ社は1994年以来、ALDENの正規輸入代理店を務めてきたが、
その経験を活かして、自社ブランドを立ち上げた。
ハンドソーンウェルテッド製法によって作られた高品質な靴でありながら、
手に取りやすい値段設定を実現したのが特徴である。
長い歴史と伝統を持つ老舗ブランド5選
COLE HAAN(コールハーン)
COLE HAANは1928年にアメリカ・シカコで設立されたブランドである。
革新的なデザインの靴を生み出し続けているのが特徴である。
デザインの美しさだけでなく、職人の技と選び抜かれた素材により品質の高さも実現しており、
世界中で人気がある。
1970年代にはナイキの傘下に入り、コラボレーションモデルも生み出した。
Tricker's(トリッカーズ)
Tricker'sは1829年にイギリス・ノーザンプトンで創業したブランドである。
創業以来一貫して、選び抜かれた素材と職人による手作りに拘っており、伝統が守られている。
確かな存在感と上質なデザインは多くの人に愛されているだけでなく、
英国王室御用達ブランドとしても有名である。
カントリーブーツに人気があり、特に「モールトン」はTricker'sを代表するモデルである。
J.M.Weston(ジェイエムウエストン)
J.M.Westonは1891年にフランス・リモージュで創業したブランドである。
創業時から素材や履き心地、作りなど徹底的に拘り抜かれた靴作りが実施されており、
今も多くの人々から愛されてている。
J.M.Westonの最大の特徴は他社にはないサイズやウィズの展開である。
一般的なメーカーであればウィズはせいぜい2種類程度だが、J.M.Westonの靴には
ウィズが数段階存在している。
こうしたサイズ展開により、優れた履き心地を実現しているのも人気の一つである。
Carmina(カルミナ)
Carminaは、1866年にスペインのマヨルカ島で創業したブランドである。
Carminaの革靴の特徴は、グッドイヤー・ウェルテッド製法を用いて作られた抜群の履き心地と、
高いデザイン性・ファッション性をもつことである。
こうした高品質な靴作りにも関わらず、比較的リーズナブルな値段設定なのも特徴である。
Alfred Sargent(アルフレッド・サージェント)
Alfred Sargentは1899年にイギリス・ノーザンプトンで創業したブランドである。
Alfred Sargentの特徴は、比較的安い価格で手に取ることができるにも関わらず、
品質が高く、しっかりした作りであるということである。
履き心地も良く、1日履いていても疲れにくいため、ビジネスシーンで使用する最初の一足として
おすすめである。
まとめ
ここまで16の革靴ブランドを紹介してきた。
これらの中からどれか1つのブランド、1つの靴を選ぶというのはなかなか難しいかもしれないが、
自分の一番求める要素が価格なのか、履き心地なのか、デザイン性なのかを1つ決め、
それを元に靴選びをしていくと良いだろう。
もちろん、複数の靴を選んで用途に合わせて使い分けても良い。
この記事を通して、お気に入りのブランドを見つける手助けになれば幸いである。