人気パンプスブランド20選!あなたのためのハイヒール-足が痛くならない物も紹介

婦人靴の代名詞といえるパンプス。
中でも特に女性を美しく見せるハイヒールは、特別なときはもちろん普段の通勤やちょっとしたお出かけでも多くの人が履きこなしている。
今回は、ハイヒールの注目人気ブランドからどんな人でも履きやすいブランドまで、余すことなく紹介していく。
これからどんなハイヒールを買おうか迷っている方や、婦人靴ブランドの特徴を知りたい方は参考にしていただきたい。
絶対に欲しいヨーロッパ5大ブランドのハイヒール
Christian Louboutin (クリスチャンルブタン)
1991年、フランスで創業。
クリスチャンルブタンは、ハイヒール好きな女性なら誰もが憧れるハイブランドである。
幼いころから靴の魅力に憑りつかれていた創業者ルブタンは、シャネル、エルメス、イヴサンローランなどの有名ブランドで靴制作に携わり、自身のブランドを立ち上げた。
ブランド最大の特徴であるレッドソールは、ルブタンが工場で完成したハイヒールにシャネルの赤いマニキュアを塗ってみたことで誕生した。
10cm以上のヒールも多く、歩くためだけでなく魅せるためのハイヒールとして世界のセレブや芸能人にも多く愛用されている。
ルブタンが生み出すデザインのインスピレーションは、自身が実際に訪れた旧オリエント地域の文化に影響を受けている。
普段使いももちろんだが、特別な日には是非履きたいブランドである。
Jimmy Choo (ジミーチュウ)
1996年、イギリスで創業。
映画やドラマでも多く目にするジミーチュウは、マノロブラニクと並んでイギリスで最も人気のあるシューズブランドである。
パンプスのデザインは幅広く、上品で官能的な印象がある。
ハイヒールだけでなくフラットサンダルやブーツなども人気で、すべてセクシーなシルエットからは想像できない履き心地を備えているのも魅力の一つである。
マレーシア生まれの創業者チュウは、幼少期から靴職人である父の手伝いを通じてハイヒールに触れてきた。
芸術大学を卒業し雑誌編集者と共にブランドを立ち上げたチュウは、オートクチュールに強いこだわりを持っており、ブランドコレクションには毎回多くの注目が集まる。
バリエーション豊かなオーダーメイドシューズのサービスも展開しており、自分だけのデザインハイヒールを作ることもできる
Manolo Blahnik (マノロブラニク)
1972年、イギリスで創業。
靴のロールスロイスとも称されるマノロブラニクは、ロンドンに拠点を置く老舗シューズブランドである。
海外ドラマをきっかけに日本でも注目を浴びたマノロブラニクは、色彩豊かなデザインと履きやすさが特徴で、走れるハイヒールと言われるほどである。
スペイン生まれの創業者ブラニクは舞台芸術家を志していたが、雑誌編集者のスカウトをきっかけに靴の世界に足を踏み入れた。
自身のパーソナリティにこだわりを持ち、他にないものを作りたいという思いから、ブランド立ち上げ当初から現在に至るまでデザインの仕上げはブラニク本人が手掛けている。
ピンヒールに高級感あふれるスワロフスキーをあしらったデザインやリボンで装飾を施したデザインなど、マノロブラニクは女性らしさを最大限引き出すことができる。
Sergio Rossi (セルジオロッシ)
1966年、イタリアで創業。
セルジオロッシはイタリアを代表するシューズブランドで、レディース・メンズ問わず幅広くアイテムを手掛けている。
官能美をコンセプトにしており、柔らかみのあるラウンドトウのフォルムにすらっと高いヒールは女性らしさを際立たせる。
セルジオロッシの靴は身体の一部であり、この靴なくして脚は完成しないというブランドの思いが、ハイヒールにも表れている。
靴職人である父を持つ創業者セルジオロッシ。幼少期の遊び場はいつも父の工房で、常に高級靴に囲まれて育った。
50年代からミラノで靴製作の修行を経た後ブランドを立ち上げた。特にワニ革やヘビ革を用いたスティレットヒールは、各コレクションのデザイナーから注目され、ドルチェ&ガッバーナ、ヴェルサーチなどといった有名ブランドとも交流がある。
2015年現在、デザインディレクターはジョルジオアルマーニでもデザインを手がけたアンジェロ・ルジェリ氏が任されている。
Selvatore Ferragsmo (サルバトーレフェラガモ)
1927年、イタリアで創業。
サルバトーレフェラガモは、ハリウッドスター御用達のラグジュアリーシューズブランドである。現代ハイヒールの原点ともいえるウェッジソールは、フェラガモが考案し特許も取得している。
素材、履き心地、デザインのすべてを人間工学に基づいたクリエイティブなハイヒールが特徴的で、ブランドの定番であるリボンパンプスは多くの女性からの人気を集めている。
創業者であるフェラガモが初めて靴を制作したのは9歳のときであった。その2年後には靴屋を開業してハリウッドスターや映画衣装のための靴を製作し、若くして靴職人としての名声を得た。
人間工学に基づいたブランドのハイヒールのルーツは、フェラガモが大学で解剖学を学んだことからきている。
足でその人の体調がわかるとも言われるほど靴の天才であったフェラガモ。フォーマルからカジュアルまで網羅するフェラガモのハイヒールは、どんなときも女性の足を美しく飾り立ててくれる。
定番から今注目のブランドまで、このハイヒールで女子力UP
ハイヒールと一言に言っても、カジュアルで女性らしいものやキャリアウーマン向けのスタイリッシュなものなど様々である。
また、有名なハイブランドのハイヒールを履くのは女性の憧れであるが、中々手が出せない人も多い。
ここでは、若者や婦人靴についてあまり詳しくない人がまず押さえるべきハイヒールを紹介していく。
Diana (ダイアナ)
1948年、日本で創業。
ダイアナは日本最大手の婦人靴ブランドである。靴の生産も国内で行っている。
皇后美智子様に靴を納品したことでも有名なこのブランドは、流行りに負けないクラシカルで落ち着いたデザインが特徴的である。
ダイアナのハイヒール一足一足がどんなコーディネートにもマッチするので、時代を超えて履き続けられる。
カジュアルラインのアルテミス、コンフォートを意識したタラントンなど目的に合わせ様々なコンセプトのラインがある。また、アメリカ生まれの人気シューズブランドであるリーガルともフランチャイズ契約を結んでいる。
シャープなフォルムで日本人の足に合うハイヒールである。
GINZA Kanematsu (銀座かねまつ)
1947年、日本で創業。
日本人の足の特徴を深く追究して靴作りを行う銀座かねまつは、60年以上の歴史を持つ日本の老舗シューズブランドである。
シンプルなデザインと上質な履き心地で主に30代以上の女性から支持を集めているが、落ち着きのあるハイヒールはどの時代のトレンドにもマッチするので、若い世代の女性にもまずおすすめしたいブランドである。
かねまつ最大の魅力は、パーソナルフィッティングだ。
店頭へ赴けば、足幅、甲の高さ、左右の足のバランスなど一人一人の足にジャストフィットしたハイヒールを見つけてくれる。国産ブランドであるため特に日本人の足にはとても詳しい。
つま先からかかとまで深く包み込むフォルムが、かねまつのクラフツマンシップを体現している。
もちろんオーダーメイドも取り扱っているので、自分の足の特徴を知りたい、履きやすさが気になるといった人にはおすすめのブランドである。
POOL SIDE (プールサイド)
1980年、日本で創業。
プールサイドは、銀座かねまつと同じく株式会社かねまつが展開するシューズブランドである。
一人一人の足にフィットするフォルムはそのままに、デザインにトレンドをプラスしたおしゃれさが特徴である。
20代~の若い世代をターゲットにした可愛らしいデザインも多く、一日中履き続けても足への負担が少ないものや、雨の日でも気にせず履けるものなど機能性にも魅力がある。
価格も1万円前後のものが多いため、比較的手の届きやすいこともポイントだ。
CORSOROMA9 (コルソローマノーヴェ)
2005年、イタリアで創業。
コルソローマノーヴェは、ブランドシューズのサプライヤーであったイタリア人デザイナーが立ち上げたオリジナルブランドである。
創業者はサプライヤーとして日本との関係も深かったため、ブランドは日本でも本国イタリアに負けない人気を誇っている。
このブランドのハイヒールはクリスチャンルブタンと同じ工房で製作されており、価格が比較的リーズナブルであることが特徴である。世界トップブランドと同じデザイナーが手掛けたハイヒールを安く手に入れることができるのはとても嬉しい。
さらに、コストパフォーマンスが良いにもかかわらず高品質でデザインもスタイリッシュであるため、場面を選ばず履きつぶすことができる。
snidel (スナイデル)
2005年、日本で創業。
スナイデルは、株式会社マッシュスタイルラボが展開するファッションブランドである。
ストリートフォーマルをコンセプトに、フェミニンからマニッシュまで様々なスタイルのアイテムを展開している。
スナイデルのハイヒールは、可愛らしさの中にどこかスタイリッシュな雰囲気を持っている。セットバックやキューバンなどヒール幅の広いものも多く、デイリーに履くことができ足に優しいのも特徴だ。
現在は上海、台湾、香港にも店舗を拡大し、アジア圏で今注目のブランドの一つとなっている。
HIMIKO (卑弥呼)
1973年、日本で創業。
卑弥呼は、実業家である柴田一が立ち上げた老舗婦人靴ブランドである。
オトナかわいいをコンセプトに、機能的でバラエティ豊かなレディースシューズを展開している。
このブランドは、日本人女性の足の特徴をしっかりと考慮して設計されたハイヒールが強みである。またサイズの幅も豊富で、デザインは気に入ったがサイズがない、といったことはまずない。デザインもヒールに花柄が入っていたりと、女性らしいカジュアルさが際立っている。
一日中立っていられる卑弥呼のハイヒールは、手に入れればつい出かけたくなってしまうだろう。
Castaner (カスタニエール)
1810年、スペインで創業。
カスタニエールは、カジュアルレディースシューズブランドとして幅広い年代の女性たちから支持されている。
クリスチャンルブタン、ルイヴィトン、エルメスなど有名ブランドの婦人靴のデザインも手掛けていることで知られている。
カスタニエールの看板シューズといえば、エスパドリーユと呼ばれるジュード麻素材のソールが特徴のサンダルである。中でもウェッジソールのハイヒールは、安定感のある爽やかなデザインになっている。
価格も手が届きやすく、グレースケリーをはじめ著名人の愛用者も多い。
特に夏場やリゾート地で履くにはぴったりなハイヒールである。
大人の魅力が映えるブランドハイヒール
ハイヒールはただフェミニンなだけでなく、女性ならではのスタイリッシュなかっこよさもっ引き出してくれる。
ここでは、ワンランク上のできる女性を演出してくれるクールなハイヒールを紹介していく。
Pierre Hardy (ピエールアルディー)
1999年、フランスで創業。
エルメスやクリスチャンディオールで靴のデザインを手掛けたピエールアルディーが立ち上げたこのブランドは、鮮やかな配色と個性的なデザインが特徴のブランドである。
11.5cmのハイヒールやメタリックをはじめ様々な素材を使ったアッパーなど、どのアイテムも独特な雰囲気を持っている。
セクシーな大人の魅力を演出するにはぴったりのピエールアルディーは、パーティーなどで目立つこと間違いなしのブランドである。
COLE HAAN (コールハーン)
1928年、アメリカで創業。
2人の創業者の名前を組み合わせてブランド名にしたコールハーンは、ナイキのエアジョーダンとの共同開発でも有名で、紳士靴だけではなくハイヒールも定評がある。
コンフォートパンプスにもナイキエア技術が搭載されており、歩き心地は抜群である。
またモダンアーチザンと称し、伝統的な職人技術とデザイン性も魅力の一つである。
落ち着いたデザインと、踊れるパンプスと呼ばれるほどの履き心地の良さが強みであるコールハーンのハイヒールは、通勤や冠婚葬祭に適しているといえる。
もちろんカジュアルにも履くことができるため、一足で何役もこなせるハイヒールである。
CHARLES JOURDAN (シャルルジョルダン)
1917年、フランスで創業。
シャルルジョルダンは、100年の歴史を持つフランスの高級シューズブランドである。
クリスチャンディオールの靴デザインを手掛けたことで注目を浴びたこのブランドは、ハンドメイドの高品質なハイヒールが特徴である。
鮮やかな色使いと女性らしい魅惑的なデザインは、ドレスコードで大人っぽさを演出すると魅力的である。
クリスチャンルブタンが修行を積んだブランドでもあるため、どこか似たような印象も受ける。
PELLICO (ペリーコ)
1963年、イタリアで創業。
走れるパンプスと言われ人気の高いペリーコは、素材、生産ともにイタリア国内で賄われているシューズブランドである。
ハイクオリティな職人技術とベーシックなスタイルで、世界中のハイヒール好きから根強い人気を得ている。
木型に強いこだわりを持っており、ホールカットデザインの定番モデルであるアネッリはこのブランドならではのエレガントさを体現している。
日本では40代以上の大人の女性からの人気が強いが、トレンドも程よく取り入れているので、若い世代にも是非おすすめしたいブランドである。
TOD'S (トッズ)
1920年代、イタリアで創業。
トッズは、イタリアが誇る高級シューズブランドである。
厳選された革と洗練された職人技が一足一足の靴に注ぎ込まれているこのブランドは、1979年に発表した一枚革のソールに滑り止めのゴムをあしらったドライビングシューズで一躍注目を浴び、世界的に知られるようになった。
見た目の美しさと履き心地の両方を追求するため、トッズのハイヒールは多いもので100以上の工程を要して製作される。
細部まで職人の手作り工法で作られたハイヒールは、1足あればTPOを選ばず履くことができるだろう。
Giuseppe Zanotti Design (ジュゼッペザノッティ)
1994年 イタリアで創業。
ジュゼッペザノッティは、1980年代にDJとして活躍していたザノッティが立ち上げた高級シューズブランドである。
全ての女性から愛される最高級靴を目指し、独創的なデザインとハイレベルな職人技術を駆使したハイヒールを展開している。
このブランドはデザイン、素材選び、製作の全てを自社の工場で賄っている。さらに、例えば日本ならアジアモデルといったように、世界の地域ごとに使用する木型を変えて制作していることも特徴の一つである。
他ブランドのハイヒールに比べヒールがやや内側に設計されているため、重心が安定し履き心地も良い。
フォーマルな場で履けば一目置かれるブランドである。
BALLY (バリー)
1851年、スイスで創業。
カール・フランツ・バリーが自身の弟とともにリボンメーカーとして立ち上げたバリーは、現在は世界中に店舗を構える一大シューズブランドである。
シンプルな美しさと機能的なスタイルのハイヒールには、150年の伝統と経験の重さが詰まっている。
高級感あふれるエレガントなデザインからスポーツスタイルのカジュアルなものまでバリエーションは様々で、フェラガモ、ヴェルサーチ、アクアスキュータムなど数々の有名ブランドで経験を積んだデザイナーたちがディレクションを手掛けている。
安心感のある高級ブランドなので、落ち着いた大人の女性を演出するにはもってこいのハイヒールである。
Rupert Sanderson (ルパートサンダーソン)
2001年、イギリスで創業。
ルパートサンダーソンは、現在注目の若手デザイナーとして人気のルパートサンダーソンが自身の名を冠して立ち上げたシューズブランドである。彼は、ブルーノマリ、セルジオロッシらの下で働きながら靴づくりの技術を磨いた。
クラシカルなドレスシューズが印象的で、イギリス王室キャサリン妃も愛用していることで知られている。
ポスト・マノロブラニクとも称され、次世代シューズブランドのトップを担う期待もある。
一目でその美しさの虜になるルパートサンダーソンのハイヒールは、特別な日には必ず履きたいブランドである。
まとめ
ここまで20のブランドを紹介してきたが、どのブランドもコンセプトやスタイル、履き心地など様々であるため、一つに絞るのは中々難しいかもしれない。しかし、靴は必ずしも一つを選ぶ必要でもなく、その日の気分やシチュエーションに合わせていろいろな靴を履き分けても良い。
ここで紹介したブランド以外にも、女性らしい魅力を引き出してくれるハイヒールブランドは沢山ある。この記事を通じて、一生履き続けられるハイヒールに出会える手助けになっていただけると幸いである。